日曜日

彼は考えていた。

なぜだ?

いや確かに日曜日は混む。

しかしこれは混みすぎだ。


いつもは昼の1時ぐらいでなくなるはずの、店の前の軽い行列は、なぜか3時近くなっても途切れなかった。


彼はすでに虫の息だった。

さっきチラッと見たカレンダーによると今日は父の日らしい

だからだろうか?彼はもはやよくわからないところに納得しようとしていた。


仕事が終わった瞬間。彼は休憩室に倒れこんだ。

「ゆりかごのある丘から」を流す。

そこには変わらぬ草原があった。