木曜日

彼は考えていた。

(俺はいったいこの仕事で何人の人とかかわったのだろう?)

一日平均100人はかかわっている。まぁ常連が多いので、単純にそれかける働いた日とはならないわけだが、それでも相当数かかわっているわけだ。

彼は今までそんなこと考えたこともなかった。


しかしそれはすごく偉大なことなのではないか?


そう、そして彼はこの仕事を通じて少しづつ感じていたのだ。


ニンゲンも捨てたもんじゃないな。