土曜日

彼は考えていた。

さてどうする?


彼はせっかくバイトが早く終わったことでできた時間を無駄にはしたくなかった。


して、無駄とはなんだろうか?


ここでたまりに溜まっているレポートを片付けることは無駄であろうか?

確かにそれは彼が自ら望むものとは相反するものだった。


では、ここで今までほしかったものを一気に買いに行くべきか?

それはそう、言葉通り彼の望むものだ。



しかし彼はレポートをやる。


そう、彼はニホンジンなのだ。