念願かなって

ついに

ついに

ついに




バイトが決まりました





これまで、タウンワークもらっても電話しない。もしくは・・・だったので、なかなか決まってなかったんですが、そうやく決まりました。


なんたって今回は事前準備万端だったからね。

前回の反省を生かし、髪きったし、

あらゆる質問に対応できる回答考えてったし、

ギリギリにいくのもあれだから余裕もって店着くようにしたし、

完璧だぜ俺!!


さぁどんな難しい質問で来る?

リーマン予想か?

ナヴィエ・ストークス方程式か?

いいさ、なんでも来い!!

今の俺は無敵だ!!


しかし、俺のその自信は脆くも打ち砕かれることになるのである。

そんな俺の前に立ちはだかったのは、店長推定26歳。

そして、店長は俺の履歴書に目を通すと、静かになにか言った。


完璧だったはずの俺は、その言葉を聞き、おもわず面食らってしまった。

なにがきても大丈夫なはずだった俺が・・・

さすがは店長だ。ハンパな覚悟では崩されてしまうものなのだ。店長は俺にこういったのだ。






「あっ、先に言っとくと採用だから。」