少年の心

電車に乗っているとき、途中の駅で結構よぼよぼの老婆が乗ってきた。

席はいっぱいだったが、どこかの好青年が席を譲りおばあさんは席に座った。

そしておばあちゃんひとつタメ息をつくと、なんと鞄から、おもむろに


JUMPを取り出した。



そう週刊少年ジャンプである。


いや、うんもちろん老婆が少年誌を読んでいけない法律なんてないわけで、

そう、偏見なのだ!!


でもでも、


ヨボヨボの体で必死にナルトを読む姿は、


どうしても笑えた!!


でもどちらかというと微笑ましかった。


日本は少子高齢化社会のトップを爆走しているのだ。

これからますます増える老人。

それがみんな世の中に疲れたふうにしていては世の中は死んでしまう。


明るくなくては。


そう少年のような心を持った老人が増えることはとてもいいことだと思うのだ。

そんなわけで俺は今日少し明るい未来を見た。