ああ懐かしき青春?の日々よ。

今日バイトで小学生の試験を見た。
始めに言っておく、そっち系の話ではない
小学生を見て俺は思ったわけさ、ああ懐かしいと。
俺にもこんなころがあったのか…と思い出してしまったわけさ。
正確に言おう、俺にこんなころはなかった。ここに来ている小学生はまあいわゆる受験組、休み時間に桶狭間の戦いについて語り、テストにはみんな必死になって、ヒートアイランド現象に対する意見を書いたりしているのだ(いや、マジで)
そんな時代が俺にあったわけはない。とはいっても、背格好はあのころの俺と変わらないわけで、それだけで少しは昔を思い出させてくれるのだ。

昔の俺はいったいどんな子だったのだろう?
とりあえず思い当たるのは俺はよく物を落とす子だった。
まあ原因は机の上が汚かったからである。ノートやら教科書やらを片っ端から出していたため、隅のほうに置いた鉛筆などをよく落とすのだ。
たいていそんな時は隣の女子が拾ってくれ、小学生ながらちょっといい思いをするところだが、俺の場合違うのである。拾ってくれた女子はたいていキレる。ひとつはいつもいつも落とすから、ということがある。しかしそれよりも大きな原因は、机の上が汚いために、拾ってくれた物を受け取る時、何かに腕が当たり、また何かしら落とすのだ。こんな悪循環につきあわされたらたまったものじゃない。今思えばやつらがキレていたのは当然である。

物をよく落とす子ということはつまり、落し物が多い子ということにもなる。
小学校時代こんな事件があった。
学期末、教室の落し物を整理していたとき、先生がクラスの落し物を集めて「これ誰のですか?」と聞く、一部ではオークションなどと呼ばれているあの儀式をやったときのことだ。
先生の「これ誰の?」の問いになんと俺は11回連続で手を上げ続けたことがあったのだ。
さすがにこのときは先生があきれ、通信簿に落し物が多いと書いてきたものだが、この記録、我校でやぶる者は出たのだろうか?


話は変わって、小学校の時に得意だったことを話そう。
小学校時代タコハチはタコのくせに木登りが得意だった。
我クラスでは昼休み、全員でけいどろをやるという変わった習慣ができていた。女子が警察で、男子が泥棒という、おそらく女子が勝手に決めたのであろうルールもできており、我ら男はいつも逃げていた(まあ逆だとなんかあやしいし…)
そして俺はいつもつかまりそうになると、木に登り、その場をしのいでいたのだ。
だがこの得意技もそう長くは持たなかった。ある時ついに帰りの学活で訴えられたのだ、
「タコハチ君、けいどろで木に登るのはやめてください!!」
確か訴状はこんな感じだった。今思えば、警察がそんなこと言ってたら、逃げ出したサルとか捕まえられねぇーよ。とか思うが、まあ当時は小学生だ。当然、次の日からおれの必殺技は封じられたのだった。

まあ今日語る思い出はこんなところだ。今の自分を見てみるとあのころとはいい意味でも悪い意味でもだいぶ変わった。あのころから夢だけはしっかりしていて、今まあ結果的には予定どうりの進路に進んでいる、のでまあいい人生を歩んできているようにも見える。しかし一方なんでこんなはずじゃあなかったのになぁ〜ということもいくつかある。
結局ひとつ言えることは、人生ってやつはわからないものさということだ